清水・泉涌寺・二条城という世界遺産を会場にアート作品を展示する「観◯光 ART EXPO2011」の二条城会場に行って来ました。
二条城の会場は普段公開されていない二の丸御殿台所です。三和土(土間)のようなところで靴を脱いで建物の中に上がって作品を鑑賞します。貴重な体験ができます。
一番奥の部屋は、しりあがり寿氏のインスタレーションです。
二条城は写真撮影禁止なので、展示会場は大丈夫なのか?と思いスタッフらしき方に声をかけたら、しりあがり寿先生ご本人でした!
お話ししている時は気付かず、少したってから自分の失態に恥ずかしくなりました。
後から知ったのですが、この展示会はアーティスト自らが実行委員となって活動をしているそうです。
入り口を入ると扇風機の風が迎えてくれます。風はビーチアニマルの好物です。
そして、壁にはTheo Jansen氏の公式や言葉が書いてあります。
会場の演出はランドスケープデザイナーの
団塚栄喜氏が手がけています。
壁や柱の隅々まで細かに演出されているので見逃さないように。
最初の部屋は「浜辺」。最初から動かない、または動かなくなったビーチアニマルを「化石」として展示しています。下に敷かれた砂はオランダから取り寄せたもので、粒子が細かくて気持ちがいいので裸足で歩くことをおすすめします。
正面の壁に書かれているのはビーチアニマルの足の構造です。
「三角は変形しない、四角は変形する」このあたり前を組み合わせた構造が筋肉になるのです。
歴史の通路。
ビーチアニマルの年表。
壁一面にペットボトルがある通路。ビーチアニマルを作り出すための試行錯誤がわかる展示コーナになっています。
窓から緑が見える「森」の部屋と圧巻の最新作「アニマリス・シアメシス」。
デモンストレーションにはTheo Jansen氏が登場。通訳を交えて構造を説明してくれます。デモの後は数人ですがQ&Aコーナーもありました。大人も子供も我先に手を上げて質問してました。
デモンストレーションの途中でアニマリス背骨骨折。訓練を受けたスタッフによって治療が行われます。
几帳面に揃えられたオペの道具。 これもひとつのアートのようです。
Jansen氏は真面目でサービス精神が高く、デモの度に説明に足を運んでユーモアを加えながらも真剣にQ&Aに答えてくれました。
図録にサインを頂いた時は、宛名をそれぞれの名前ごとに違うデザインで書いてくれ、チャーミングな笑顔で握手と一言を交わしてくれました。翌日には日本を発ってしまわれたのですが、笑顔がホントに素敵ですので、会えれば皆さんファンになると思います。
ローマ字にすると長くてカッコ悪い私の名前を少し悩みながらデザインしてくれました。
(私の前に並んだSatoさんはすごくかっこいいデザインでちょっと名前が羨ましかったです。)
「タ・プローム」
シェムリアップ三日目の午後はカジュマルが食い込んでいる「タ・プローム」から。
カジュマルは遺跡を破壊しているし、支えてる。その姿も遺跡の魅力なので、現在でも修復の方針が議論中の遺跡です。
入ってすぐ、有名な撮影スポットがあります。
きれいな四角を描く根。
筋肉のよう。
編み目のような根。
柱になってしまった根。
苔むした遺跡。以前はジャングルと一体化していたのでしょう。
「バンテアイ・クデイ」
浅浮彫りが施された柱。
「クラヴァン(カルダモン)」
珍しいレンガ造り。不明部分の上部は未修復のまま。
中央祠堂の内側には大きな彫像が各面に施されています。
本日回った遺跡は、一般に「アンコール遺跡群・小回りコース」と言われています。
宿に戻って休憩後、歩いてプサ・ルー(市場)へ
市場の中央は宝飾品売り場。
外が生鮮食品売り場。夕日に映える肉。
めずらしい果物。「コレはなに?」と聞くと味見をさせてくれます。
一番手前はリュウガン。1kgで1$。
サトウキビの仲間、シュガーケーン。ジュースがめちゃめちゃ美味しいです。3000リエル=0.75$でした。
注文するときは必ず「No Ice」と言いましょう。(氷は生水から作らている可能性があるので、日本人は食べないほうがいいです。)
夜はアプサラダンスを観に行きました。
ビュッフェスタイルの料理が付いて(飲み物は別で)12$です。
1時間半の間に四つの演目があります。それぞれストーリがあって、引き込まれます。
ドライバーさんに進められたときは、正直ディナーショーを馬鹿にしていた気持ちもありました。
でも観に行ってよかったです。フィナーレはスタンディングオベーションでした。
近場のスーパーで奈良美智デザインのカップ酒を売っていました。東北応援の為に一つ購入。
これ、2006年頃の限定販売だったと記憶していますが、定番商品になったのでしょうか?
「どこかの公園で、桜を見ながらカップ酒」なーんて、渋いことしてみようかな?
キャナルシティでは近年恒例になっている、電飾を使わない切り絵のシャンデリアなど「森」をテーマにしたイルミネーションが行われています。その一角にある上の写真の作品を少しお手伝いしました。
イベントは26日の21:00まで行われています。
イギリスのデザインスタジオ「
troika」のインスタレーションです。レンズはなんとスワロフスキーを使っています。照明を使った作品を美しく見せるには、暗い場所が必要ですが、この作品は、壁も床も白い明るい場所に設置させているのに、床に照射された光の波紋が鮮明です。LEDとスワロフスキーの力でしょうか?
映像はこちらをどうぞ。(インタビューがメインです)
世界的に活躍するデザイナー・アーティスト、
吉岡徳仁、
篠田太郎、
栗林隆、3人のインスタレーション展です。
この展示のテーマ「ネイチャー・センス=自然知覚」にはとても興味があり、彼らがどのような自然感を感じ持ち、空間を表現するのか、高揚と期待感で観に行きました。
結果、脳細胞が歓喜しました。絶対に行って欲しいです。
吉岡徳仁氏は「物質の探求者」だと思います。彼が見付け出した物質の法則は吸い込まれるような美しさがあり、彼の発見を共感する喜びをくれます。
この部屋では色々な楽しみ方があります。(解説を借りることを勧めます。)

これは篠田太郎氏の「銀河」。うっかり見逃してしまいそうな作品です。20~30秒に一回しか星は現れません。
上の写真のような仕組みになっています。
今回の展示の中で、最も楽しんだ作品が栗林隆氏の「林のための林」
です。
和紙の穴から地上を覗くことができます。
白樺の林のようです。
来館者が顔を出して「こんにちは」しています。
子供に戻ってもぐら遊びをしてるようで、無邪気な一体感が生まれます。
林を抜けると次は登山です。山の向こうに先程の林が見えます。誰かが林の穴から「こんにちは」をしている頭が見えます。
紹介した作品の他にもまだまだ展示はあります。
この企画の資料を集めたネイチャーブックラウンジという部屋もあります。
場所 六本木ヒルズ森タワー 森美術館
期間 ~11月7日(日) 期間中無休
入館料 1,500円