後から強烈な雨と
「劈く」の見本のような雷が鳴り響きました。
仕事も落ち着いているし、図書館から借りていた本があったので、読書の日にしました。
激しかった雷雨は、夕方、優しい天気雨になって…
東の空には、ぽっかりと大きな二重の虹が出ていました。
トレックストアさんのロードバイクの試乗車をお借りして「海辺のカフェ
CURRENTにて朝食ライド」に連れて行って頂きました。試乗車は羽のように軽かったです。悪路ではじゃじゃ馬のように跳ねて御するのに苦労しました。小さな力でもどんどんスピードがでるので、そのまま何処までも行けそうな気分にさせてくれます。(体力不足でゴール間際でバテてしまいましたが…)
CURRENTは海を見下ろす小高い場所に建っていて、広々としたオープンテラスがあります。ですが、25km強を走ってきた私達は、クーラーが効いた室内席に腰を下ろしました。
モーニングの日替わりサンドイッチセット¥650を注文しました。スープと飲み物(コーヒーはお替り自由)が付いています。ベーカリーを併設していて、パンは噛み心地が程良くて味がしっかりしていました。
帰路は日が登って気温が上がったせいかグタグタで、お店で試乗車を返した後は、情けないことに、自宅まで車で送ってもらってしまいました。
今年もPlates Japanさんが企画されたビーチパーティに参加しました。
看板娘のケイティ(犬)が泳ぎます。
バーベキューは焼き鳥がメインです。
お豆とトマトのマリネはチリディップと一緒にトルティーヤに巻いて食べます。
私の一番のお気に入りです。
他にも、ケーキや果物など、皆さんが差し入れを持ってくるので、お腹がはちきれそうなほど食べてしまいました。
海の家で一晩過ごし、見事なご来光を拝みました。
世間は「山」ブームのようですが、私は海方面に行く機会が多いです。
世界的に活躍するデザイナー・アーティスト、
吉岡徳仁、
篠田太郎、
栗林隆、3人のインスタレーション展です。
この展示のテーマ「ネイチャー・センス=自然知覚」にはとても興味があり、彼らがどのような自然感を感じ持ち、空間を表現するのか、高揚と期待感で観に行きました。
結果、脳細胞が歓喜しました。絶対に行って欲しいです。
吉岡徳仁氏は「物質の探求者」だと思います。彼が見付け出した物質の法則は吸い込まれるような美しさがあり、彼の発見を共感する喜びをくれます。
この部屋では色々な楽しみ方があります。(解説を借りることを勧めます。)
これは篠田太郎氏の「銀河」。うっかり見逃してしまいそうな作品です。20~30秒に一回しか星は現れません。
上の写真のような仕組みになっています。
今回の展示の中で、最も楽しんだ作品が栗林隆氏の「林のための林」
です。
和紙の穴から地上を覗くことができます。
白樺の林のようです。
来館者が顔を出して「こんにちは」しています。
子供に戻ってもぐら遊びをしてるようで、無邪気な一体感が生まれます。
林を抜けると次は登山です。山の向こうに先程の林が見えます。誰かが林の穴から「こんにちは」をしている頭が見えます。
紹介した作品の他にもまだまだ展示はあります。
この企画の資料を集めたネイチャーブックラウンジという部屋もあります。
場所 六本木ヒルズ森タワー 森美術館
期間 ~11月7日(日) 期間中無休
入館料 1,500円
東京国立博物館の次は「東京江戸たてもの園」に行きました。写真の前川國男邸やスタジオジブリの「千と千尋の神隠し」の取材に使われた子宝湯など、貴重な建物が移築展示されています。
行って一番に驚いたのは、全ての建物に(靴を脱いで)入ることができ、廊下や部屋を歩いて回れることが出来るのです。「おじゃまします」という感じです。
重要な資料ですし、とても手入れが行き届いているのに開放的で、来館者にここまで親切な展示は類がないと思います。
たまたま居合わせた建築好きの姉妹。彼女たちも家を存分に楽しんでいました。
「(日本の)家のつくりようは
夏をもって旨とすべし」と徒然草にあるそうですが、前川邸はクーラーがなくても、風通しがよく、外は炎天下でしたが汗一つかきませんでした。
ここにおられたボランティアの方は、前川さんをとても尊敬し調べられていて、非常に興味深い解説をしていただきました。居合わせた姉妹の保護者の方も建築やアートに興味がある方で、前川邸のリビングで建築と景色について語りあうひとときを過ごしました。
他に写真館、農家、和洋折衷で仏間の前にシャンデリアがある家、下町の店などがあります。
入園料はたった400円です。
>東京江戸たてもの園
東京国立博物館へ行ってきました。
目的は、酒井抱一の代表作「夏草図屏風」。
俵屋宗達の「風神雷神図屏風」を尾形光琳が模写した屏風の裏に描かれたもので、突然の雷雨にうたれた地上の夏草と水の流れが描かれており、光琳を尊敬していた抱一からの返歌と言われています。
銀箔の上の夏草は、花の上に被っていたりと野生的ですが、V字に配されてスッキリ整っています。さらに、右上の水の流れが薬味のようにピリリと全体を引き締めています。
雨の線は描かれていませんが、銀箔の空気感に風雨を感じます。雨、水、夏草の葉擦れが聞こえてきそうです。
今回の展示は8月8日までです。
東京国立博物館には一眼レフを持った外国人の方ばかりがいました。すばらしい作品が展示してあるので、日本の方にも、もっと行っていただきたいです。