水・TAO



水の勉強の為、熊本へ行ってきました。熊本市は人口73万、30万世帯の上水を全て地下水でまかなっている珍しい都市で、至る所で地下水が湧き出ています。訪れたのは警報も出るほどの豪雨の翌日でしたが、常に大量の水が湧き出ているので水は信じられないくらい透き通っていました。(写真は水前寺公園)

水、といえば飲み水だけではなく、農業にも工業にも必要なもので、潤沢な水を求めて企業が進出し、雇用と税金で地元に貢献するということです。
富を生むけれど、彫り過ぎると枯渇するのは、石油と同じですが、熊本の水は、山に降る雨がアスファルトなどで弾かれず地下に染込めれば、特別な溶岩で出来た治水システムに水が貯まり、大量の水を使い続ける事ができるそうです。コレをお財布に例えると、収入と支出で、このバランスを保っているかぎり、水はタダ同然の都市を維持できるというのです。私の地元は収入が無くなって、よく渇水していました。

熊本に行く前に、友人の招待でTAOの講演を観に行きました。ステージには大きな滝の絵が描かれていて、待ち時間は常に水のせせらぎが聞こえていました。偶然ですが、水に縁のある週でした。

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